地盤品質判定士とは

地盤品質判定士(Professional Engineer for Geotechnical Evaluation)とは

  • 地盤品質判定士は、宅地における地盤災害を防止したり軽減する為、依頼に応じて、限られた情報の範囲内で、地盤の品質を確認・評価して説明を行う、地盤工学の専門知識と倫理観を有する地盤の専門技術者です。
  • 地盤品質判定士は,依頼者が地盤の安全に対して,依頼者にとっての最適な選択をできるように,メニュー(条件ごとの対応方法)を提示して,分かり易く説明します。
  • 地盤品質判定士は、地盤の品質に関する地盤品質評価書を発行することができます。
  • 地盤品質判定士は、戸建てに関わる関係者(購入者(消費者)、不動産業、工務店(ハウスメーカー)、建築士、宅地建物取引士、不動産鑑定士、宅地造成業、行政機関、弁護士、裁判所、他)を地盤の観点で支援(情報提供・相談)する地盤の専門家です。

地盤品質判定士制度設立の経緯

地盤品質判定士協議会は2011年春の東日本大震災をはじめ,これまでの地震によって発生した住宅や宅地の被害を教訓として、2013年2月に地盤品質判定士協議会が発足しました。協議会は公益社団法人地盤工学会を代表に、一般社団法人日本建築学会・一般社団法人全国地質調査業協会連合会が発起人となり,多くの住宅や宅地の関係諸団体の参画しています。この協議会では、建築学・土木工学分野や不動産・住宅関連産業等に従事する地盤技術者を対象に、地盤品質判定士の資格制度を創設しました。

地盤品質判定士の業務

この地盤品質判定士の資格制度の目的は,宅地の造成業者,不動産業者,住宅メーカー等と住宅及び宅地取得者の間に立ち,地盤の評価(品質判定)に関わる調査・試験の立案,調査結果に基づく適切な評価と対策工の提案等を行う能力を有する技術者を社会的に明示することにあります。

検定試験

地盤品質判定士の検定試験は、多肢択一試験(一次試験)と記述式の筆記試験(二次試験)によって行われます。
試験の内容は、住宅地の造成、地質・地形・地盤調査、住宅等の基礎、地盤の液状化や安定性評価、基礎の沈下や傾斜、地盤改良と地山補強、および技術者倫理といった専門的な知識、ならびに、関連する技術力・経験を確認するものです。検定試験を受けるには、下表の資格が必要です。

受験資格を有するために必要な資格

資格の名称資格区分・分野等試験の実施機関資格の認定機関
技術士建設部門:土質及び基礎(公社)日本技術士会文部科学省
応用理学部門:地質,地球物理及び地球化学
建築士一級(公財)建築技術教育普及センター国土交通省
二級,木造(公財)建築技術教育普及センター都道府県
不動産鑑定士国土交通省
土木施工管理技士一級(一財)全国建設研修センター国土交通省
土木学会認定土木技術者特別上級・上級・一級
(資格分野:地盤・基礎)
(公社)土木学会
地質調査技士現場調査部門,現場技術・管理部門,土壌地下水汚染部門(一社)全国地質調査業協会連合会
地盤検査技士一級(一社)地盤保証検査協会
住宅地盤主任技士調査部門,設計施工部門(NPO)住宅地盤品質協会
RCCM地質部門,土質及び基礎部門(一社)建設コンサルタンツ協会

検定試験の受け付けは、例年5月ごろに行われます。

詳しくは、地盤品質判定士協議会のWeb Siteをご覧ください。

Posted by t.ohkubo